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今年の御礼!

今年も一年、多くの皆様にお世話になりました。
家族、友人、そして多くの人に支えられて生きています。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
結社『森』も少し大きくなりました笑
多くの発見、感動も与えて頂きました皆様に、
心より御礼申し上げます。
皆様、よいお年
をお過ごしください。
来年も幸多き年でありますように。
期待と不安を抱きつつ助走を続けます。
2013年師走にて
大森健司

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小川陽子氏を悼む

12月17日、午前、中村獅童氏の母である小川陽子氏が逝去されたと、連絡があった。
突然のことだが、以前から陽子氏は具合が良くはなかった。
僕が角川春樹春樹事務所を退職してからも、色々と公私にわたって面倒を見てくださり、
映画 『今、会いにゆきます』 の際は、中村獅童事務所代表の肩書きを頂き、獅童氏の三越写真展の総合プロデュース等、様々な仕事を任せて下さった。
「獅童のことをお願いね…。」と獅童氏の事ばかりを気にかけておられた。
食事にも自宅にも何度いったか数えきれない。
歌舞伎座や南座では厳しく凛とされていたが、日常は穏やかな大変優しい方であった。
また獅童氏との絆はかなり強く、何事も隠し事のない母子であった。
獅童氏の心境は心が痛いほど分かる。映画 『ピンポン』でブレイクする前からの家族ぐるみの仲であったからである。
あまりにも早すぎる…。
僕の母の心友でもあり、母もかなりショックを受けている。

心よりご冥福をお祈り致します。


大森健司
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五島高資 『海馬』

とある寒の夕暮れの京都。
帰宅すると、思わぬ届き物があった。
五島高資氏からである。
氏の句集が4冊入っている。
2013年12月12日大森健司氏へ、とある。

高資氏とは、角川春樹事務所時代に、同編集部の高木梓(現・集英社)、林誠司氏(現・『俳句界』編集長)とお逢いして依頼、随分と御顔を見ていない。
もう十数年前であろうか。
まず4冊の中でも「海馬」に大変興味を持った。
高資氏の処女句集であるからである。
処女句集はその俳人の世界観、宇宙観、感性が顕著にあらわれる。
処女句集が最も良い俳人も少なくはない。

まずもって「海馬」とは、大脳の一部であり、脳の記憶や空間学習機能に関わる脳の器官である。
医師でもある、高資氏らしいタイトルであると感じた。

『海馬』より、
舌荒れてやけに金星かがやけり
次に鳴るかみなりを待つ腕まくら
わたしでも狐でもなく踊るなり
夕立にならんで公務員である
初凪やのど越しにある日のひかり
中でも特に、
星の夜や井戸は海へとつづきけり
生国や海月の腫れに触れてゐる
とめどなく熱の頭から椿
背骨透くように禁猟区を泳ぐ
は、深く感銘した。
やはり宇宙の中の存在を知ろうとするひとりであり、同志であると認識した。
存在と時間の中に生きる俳人のひとりである。
また是非逢いたい。

とめどなく熱の頭から椿

よく噛みしめて、詠んで頂きたい。

大森健司
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堤清二氏を悼む

先日、11月25日堤清二氏が逝去された。
堤清二氏は戦後の日本経済を牽引された方で財団法人セゾン文化財団理事長、元セゾングループ会長。
西武関連はもとより無印良品、PARCO、LOFTを創設されたのも清二氏である。
資本主義に対する批判を失わない姿勢で日本経済に大きく貢献された。
そして経営者であるとともに、清二氏は、『辻井喬』という詩人・小説家である文化人というのふたつの顔をもっていた。
三島由紀夫と大変深い交流があり、三島由紀夫の「楯の会」にも貢献され、辻井喬氏の処女小説「彷徨の季節の中で」「虹の岬」そして、集大成ともいえる「父の肖像」には素晴らしい才能を感じた。
僕は経営者・堤清二氏としてよりも、文化人・辻井喬としての貌しか知らないといってよい。
辺見じゅん氏が創刊された『弦』では「穏やかな夢」という大変、詩才溢れる作品を発表されている。

僕が始めて受賞させて頂いた、俳句現代賞、そして第一回日本一行詩大賞の選考委員をされており、共に受賞を出来たのは辻井喬氏のおかげである。
そして僕は東京へ上京した。

本当に穏やかな方であった。
いつまでも少年のような方であった。
そして父との確執を根っこに生きてきた方であった。
目つむれば、あの笑顔を今も思い出す。

大森健司
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2013年11月句会報

句会報の一部を紹介します。

神笑ふごとく紅葉の色づきぬ
大森健司
もののふや鍵屋の辻の初しぐれ
渡辺新次郎
小走りのナースや秋の灯がこぼれ
石田哲
眠りより醒めて脈打つ紅葉かな
菅城昌三
夕月や笛吹く町の豆腐売
西尾ゆう子
病身に澄みし光や冬の月
前田壽登
蝶凍てて淡海真っ赤に染まりけり
速水房男
だぼだぼのセーター本音言ひにけり
西川輝美
暗がりに蜜を溜めをり冬林檎
梶田紘子
冬桜雨にかすかな色持てり
秋山しづ子
紅葉して指おり歌人バスにをり
森千花
月明かり土塀に影のすすきかな
野村美穂子
はらわたのうねりの波や天高く
野村幸男
後の月かけっぱなしの喪服かな
高木憂
猪鍋や女が先に箸をとる
中原恵美
霜月の雨の眼に澄む近江かな
古田左千夫
帰宅して外の寒さと同じ部屋
余力端美

もののふや鍵屋の辻の初しぐれ
渡辺新次郎
吟行句会で真っ先に特選に採った句である。
実に「初しぐれ」の季語が効いている。
初しぐれといえば、かの有名な芭蕉の一句、
旅人と我名よばれん初しぐれ
が強烈であるが、こちらの初しぐれも素晴らしい。
藤沢周平の世界観。侘しくも力強く、凛としている。
日本人の原風景が浮かぶ極めて美しい作品。
飽きのこない一句である。
ゆっくりと鑑賞していただきたい。

小走りのナースや秋の灯がこぼれ
石田哲
これも真っ先に特選に採った一句。
秋の灯の例句というと、
秋燈や夫婦互に無き如く
高浜虚子
一つ濃く一つはあはれ秋燈
山口青邨
ひとつ見えて秋燈獄に近よらず
秋元不死男
などが、代表作である。
しかし、このナースの一句もそれに負けていない。
実である日常の中の細やかな視点。ドラマトゥルギーがある。
深夜のナースの足音が目に浮かび、耳から聴こえてくるようだ。
石田哲、代表作のひとつとなろう、一句である。

夕月や笛吹く町の豆腐売
西尾ゆう子
同時作に、
七色の光揺らして千草散る
台風一過こころの奥の部屋にゐる
もあり、どれも秀作である。
しかし、豆腐売の一句が格調高く、京都の風土を表している。
特に京都の洛中、洛北の情景が目に浮かぶ。
「夕月や」と上五で切っているのが成功の秘密とも言える。
叙情もあり、素直な伸びやかな作品が西尾ゆう子には多い。
まだ1年に満たないが詩才に溢れていることは言うまでもない。
京都大学院生であり、来年度より臨床心理士になる。頑張っていただきたい。

11月は吟行で、京都日向神社に行くこととなった。
もうまさにピークであり、明日ではもう駄目であろうという状況であった。
散る紅葉は正に、光る雪のようで、幻想的であった。神秘的であった。
以下の3句を創作した。
血の色の紅葉や神の天降る(あもる)なり
神笑ふごとく紅葉の色づきぬ
紅葉燃ゆこころに落ちし水のいろ
大森健司

皆の成長と今年の最後の句会のひとつひとつを大切にしてゆきたい。
守るべき伝統は守り、打ち破ってゆく伝統は打ち破ってゆくべきだと思っている。


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プロフィール

kenjiomori

Author:kenjiomori
俳句結社「森」主宰、大森健司のブログ★受賞多数。
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