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誕生日御礼!

この度、18日に無事38歳を迎えることができました。
多くの人に祝って頂き、本当にHAPPYな幕開けとなりました。
今年は何か起こりそうな、予感!
愛を軸に、また新たな俳句の世界へ、向かいたいと思います。
皆様本当に有難うございました!
2014.March

伊勢神宮


百代の過客をあそぶ遅日かな

※遅日 春の日が遅々として暮れてゆくこと。語感としては、日暮れの近さを思わせるものがある。

大森健司

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2014年2月句会報

句会報の一部を紹介します。

五分後の椅子に母きて雪降れり
大森健司
しゃぼん玉はかなきものを人と言ふ
夏目華絵子
日記書くアンネ北窓開きけり
菅城昌三
春キャベツ惑星ひとつ産まれけり
西川輝美
春光の海海峡の突きゆけり
梶田紘子
月冴ゆるとうとうたらりたらりかな
西尾ゆう子
凍解の比良より先に覚めてをり
速水房男
うごき出す列車の窓の春の色
渡辺新次郎
想い出をかかえし君は雪に消ゆ
前田壽登
走りたや飛び行く二月追ひつけず
森千花
春雨や湖面(うみ)に竿出す影絵かな
野村幸男
夢と知り知りつつもどる春の闇
野村美穂子
微笑んで別れの刻や春来たる
古田左千夫
孟春やうしろばかりに水の音
高木憂
風船や地球を離れ戻りゆく
中原恵美
冬の夜に友と語らふ丘の店
荒木克彦
雪晴れにとじ込められた街の音
余力端美

まず、自分の句について。
五分後の椅子に母きて雪降れり
椅子が一脚ある。
が、そこにはまだ誰もいない。
やがて、母が座るであろう椅子。そして雪が降り始める。
これはフィクションである。
とともにノンフィクションの狭間の遊びでもある。
未来を詠みながらも、現在を捉えている一句であることを大切にして頂きたい。

日記書くアンネ北窓開きけり
菅城昌三
同時作に、
牡蠣割りて胸中風の色なりぬ
にわとりに遅れて青き踏みにけり
春服の袖まで濡らし手を洗ふ

がある。
全てが良い。
中でも、
「日記書く」と「牡蠣割りて」の句は秀でている。
菅城昌三はとうに句集を出しても良いレベルにある。
『それでも夏が大好きで』を2007年に出版した西川輝美の兄弟子にあたる。実力も上である。
記憶してる代表句だけでも、

鳥渡るポプラは空へ伸びてをり
白き靴水曜といふしづけさに
愛鳥日一リットルの水を買ふ
短日のいくつの駅を通過する
鳥雲に入り月曜の来てしまふ
割り算の余りにも似て春寒し
人といふノイズの中の熱帯夜
香水を夜に落とせし堕落


正直に言ってそこらの俳句雑誌に出ている俳人のレベルより俄然高い。
香水を夜に落とせし堕落論
これは脚本家の鎌田敏夫氏も絶賛されていた一句。
あえて言うならば、本人の「与えられた仕事しかこなさない」受身的なサラリーマン性のペーソスの弱さ、社交性のなさが弱点かもしれない。
文学性はかなり高い俳人と言える。
本人は芥川龍之介を最も好きな俳人に挙げている。その意図は理解できる。

月冴ゆるとうとうたらりたらりかな
西尾ゆう子
かなり俳句というものを学んでいると毎回感じさせられる。
まだ1年ほどの句歴であるが、佳吟は多い。
この句は単純であるが、主情がこもっている。僕以外誰も選ばなかった一句。
こういう一見単純、素朴なようで、やわらかい女性の情懐を見るとハッとさせられることがある。
また季語である「月冴ゆる」によって作者の孤独感が明るく表面化されている。
欲張らず、こだわらず。
彼女の素質のよさを物語っている。

今月から本格的に入会した余力端美にも大きな期待がある。
寺山修司や宮沢賢治が好きな日本語を大切とする、日本語の美しさを追求しようとしている最若手である。
初々しい句には微笑ましくも感じる。
三寒四温の中、体調を崩さず、春を謳歌して頂きたいと思っている。

大森健司

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kenjiomori

Author:kenjiomori
俳句結社「森」主宰、大森健司のブログ★受賞多数。
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