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2014年4月句会報

句会報の一部を紹介します。

バルテュスの少女若葉の闇に立つ
大森健司
ライターの炎短かし緑雨かな
夏目華絵子
一日を切り貼りしては五月病
菅城昌三
聖五月水をはなれてゆく心
西川輝美
手に軽きグラスや春の光汲む
西尾ゆう子
草刈りの時は無になり雲はらふ
梶田紘子
卯の花や昨日も今日も何もなく
速水房男
ゆく春や子供のこゑも遠くなり
森千花
灰皿に夏の来てゐる蚤の市
高木憂
妹とみしおぼろ満月柳かな
前田壽登
妻有りてもろこの夕げはずみけり
野村幸男
恋猫のいつもの時間に鳴きにけり
野村美穂子
ベランダにひらりふらりと迷い蝶
余力珠美
さざ波の湖の向こうに山笑ふ
荒木克彦
カーテンの鳥の歌ふや聖五月
古田左千夫
罵詈雑言湯に沈めてはさみだるる
中原恵美

他の秀句として挙げる。

複写して何も残らぬ薄暑かな
田水張る静かなる日の乱反射
鯉のぼり口ぽっかりと昼の過ぐ

菅城昌三

メーデーや行き場をなくす素手素足
しゃぼん玉吹けば青空遠くなる
スザンヌの女五月の陽をこぼす

西川輝美

透明のビー玉放りて春逝かす
宛先を失ひてなほ春便り
春雨に音なき音を聴いてゐる

西尾ゆう子

「おれはスポーツが好きだ」
と私はいった。
「おれはスポーツのなかにルールがあるってことが、とてもいいと思うんだ。しかも、それが神聖な絶対だというところがね」
すると私の友人は、
「詩にはルールはないのだろうか?」
と心配そうにいうのだった。
私たちは、放課後の校庭のはこべの上に腰かけていた。水たまりには、北国の空がどんよりとうつっていた。
「ルールではないが、形式のある詩なら在るぜ」
と私はいった。
当時の私は、定型詩こそほんとうの意味での厳粛な詩だと思っていたのである。
だから私は俳句を作っていた。
十五歳の私の俳句は
(句中略)
便所より青空見えて啄木忌

というものであった。『十五歳』寺山修司


大森健司
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