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本来の初心

初心忘るべからず、
これは誰もが聞いたことのある言葉。
しかしその解釈は、「はじめて物事をはじめたときの感動や気持ちを忘れないこと」とされがちである。
これにはもっと深い意味がある。
まず初心には三つの初心がある。第一の初心第二の初心第三の初心、である。

第一の初心は、
ぜひ初心忘るべからず

これは世阿弥が能として天才であり、世間一般でライバルなしと騒がれた時に冷静に、
生涯初心を忘れてはいけないと言ったものだ。

第二の初心は、
時々の初心忘るべからず

天才と言われた世阿弥は更に中国から日本に新しい文化を能に取り入れ、ますます大衆を魅力した。
まさに世阿弥絶世の時代の言葉である。

第三の初心は、
老後の初心忘るべからず

これは全ての能の世界を極めた世阿弥が年齢を重ねることによって手足が思うように動かなかくなった時。
いかにして老体でそれを表現するか、試行錯誤した時のものである。

初心を忘れたら初心に戻る。
初心とは立派なものではないのである。
本来の初心忘るべからず、は非常に深い。
世阿弥の「風姿花伝」には美しい日本人の思想が詰まっている。
機会あれば是非、読んで頂きたい。

大森健司


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kenjiomori

Author:kenjiomori
俳句結社「森」主宰、大森健司のブログ★受賞多数。
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